2011年7月27日水曜日

ひとりごと・・。

悪い予感は当たるモノで、実写と治具波形が妥協できるレベルで安定に合致しません。
少し条件を変えると、サイン波は簡単に崩れしまいます。。
治具波形から得られるエラー量より、実写の方が大きめで、なんだかな~~って感じです。
何が悪いのでしょう?
検査治具として使えない事は無いのですが、目的はPモーションエラー補正の検証。。
まだ、まだ、熟成が足らない様子です・・・。
赤道儀の足回り?軸受の構造を変えてみます。。。

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2011年7月21日木曜日

自己メモ(信頼性:低)

19日のブログ、Pモーションの周期が長くなる事について、匿名さんからコメントを頂きました。
なかなか難解で、非常に怪しいのですが、周期が変わる事を近似的な平面幾何?で考えてみました。

細かい事に目をつむり、赤道面を北極の遙か上空から宇宙全体を眺めているイメージです・・・。
A:赤道面上の星の軌道、B:赤道面のA:より東に少しずれた赤道儀に載せられたカメラのファインダーの軌道です。
ABの交点(真南)は露出開始点で、それぞれがθ回転した円上の点をabとします。
線分abはPモーションが重畳する軌跡で、Pモーションエラーがなければ直線となります。
線分ab長をθの関数で表すと真西をピークとしたサインカーブを描きます。
ですから、ピリオディックモーションは真西までは波長が長くなるハズです・・・。
その後、波長は短くなり、カメラに写る星の軌跡は露出開始点に戻って来る?・・・様な気がします。(冬場なら確かめられますね)

ですから、19日の問題はバグでは無さそうです・・・。



2011年7月19日火曜日

藪をつつけば虫(バグ)が出てきます・・・。

ピリオディックモーション検査用治具に目処らしきモノが立ってきたので、実機撮影との比較検証として、3時間半の撮影をしました。
・・・ところが、まだまだバグが潜んでいる様子です。


ピリオディックモーションのエラー量(振幅)は同じですが、明らかに軌跡の周期が伸びています。
これは極軸が動いている・・・つまり3時間半の撮影で、本体か雲台を固定している台かのどちらか?両方?がレンズとカメラの重心が変わる事でヘタってるのでしょう・・・。
ざっくりした計算ですが(合ってるかどうかは不明)、極軸が0.2°くらい変化した事になると思います。
この量が、多いか?少ないか?そんなモノかはわかりませんが、少なくても原因だけは明確にし、可能な限りの対策は必要で、先ずは雲台の固定方法をアルミ厚板に変更しました。

                                            .↓
                                            .↓
木製台座 --> Φ60のアルミ丸板+ 8mmアルミ板に変更

それと、ちょっと気に入らない本体の軸受構造も変えようかと・・・考えております。。

評価は台風が去ってから、さ~て、どうなりますやら・・・。

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2011年7月14日木曜日

ピリオディックモーション測定治具_09

昼間はピーカンなのに夜になると雲が広がり、撮影ができませんでした。
昨夜はほぼ満月、雲も多いながら、晴れ間もあり、何とか連続的にデータが取れました。。。
上は製作中の測定治具から得られたグラフ。
下は実写(3周期弱)。

治具から得られた数値と実写からのピリオディックモーション値は100秒角を示していし、なんとなく傾向は掴んでる感はあるので、合否判定には使えそうですが、本来の目的、偏芯補正値を出して、追加工用データを得るには・・・・だいぶ近づいて来ましたが、もう少し、何かが必要です。。

追記(20:47):

治具が少し共振気味だったので、モーターのスピードとギヤの噛みあわせ+αで、ずいぶんと、それっぽくなってきました・・。





2011年7月9日土曜日

ピリオディックモーション測定治具_08

ロータリーエンコーダーが届いたので、早速、出力パルス間のバラツキを測定しました。
エンコーダーの仕様は720パルス品、分解能は0.5°(1800秒角)です。

方法
1.エンコーダーに偏芯の極力少ない比較的重いはずみ車を取付け、手で軽く回転を与える。(写真)
2.回転は徐々に遅くなり、出力パルスが2kHzに達したタイミングで、4MHzのクロックを計数する。
つまり0.5°1800秒角に対して2000パルスの定規で測る事と同じなので、エンコーダーのパルス間を0.9秒角の精度で測定できる事になるハズ・・。
3.720個のデータを測定する時間は約300msで本来なら指数関数的に減衰するハズですが、ここは直線的に減衰するとして、データを2kHz換算し、評価する(グラフ化)。

この方法で得た2回分のデータをZ相を0°としてグラフ化した。


Z相から180°と310°位置に大きく振れる部分はあるものの、出力パルス間のバラツキは概ね2秒角以内で、少し気持ちが悪いくらい正確な結果となりました。
これで、やっと、ピリオディックモーション検査治具を製作できる目処が立ったと思います。

設計を始めた頃はまだ、パソコンって呼べるモノも無く、得体のしれない8080の記事がトラ技ネタになったころで、そのころ、上と同じ事をするとすれば、恐らく、半年くらいはかかるだろうな~~と思いながら、そのころだと、ん千万円はするだろう、うん万円の開発装置で、便利な世の中になったモノだと・・・。

2011年7月1日金曜日

バリエーション

8号機のフレームを使ったバリエーションを考えてみました・・・。
現時点、No1~10の動作を確認しました。
No1と6のどちらを標準品とするかを未だ決定できておりません。
No6の剛性はNo1と比べて、劣りますが、数分の撮影には影響は無いようにも思います。
シャフトの太さも同様なのですが、ツインプレート+2台のカメラを頻繁に使用するなら、Φ8のシャフトの方が安心感があります。
とにかく軽い赤道儀が欲しいってメールを頂いた方への仕様として、No11で対応します。
標準品の50%トルク品のモーターを使用するで、たぶん700g以下が実現できると考えています。
No12はたぶん市販の極軸ファインダーを取り付けたい方からの依頼です。
この場合は雲台取り付け台、軸受、ウォームホイールに追加工すれば、対応可能と思います。

先ずは、No1標準品をなんとか3万円の前半で実現したいです。。

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