2012年2月7日火曜日

EEPROM


書こうか書くまいか・・・、書いたとしても、誤解を招く恐れもあり、まして、多くの方にはどうでもいい内容なのですが・・・、良い事も悪いこ事も公開を原則として、この開発ブログを書いてきたので、書く事にしました。
CPUのハードウエアに感心がある人には面白い内容かもしれません。

Higlasi-1Aは電源をOFFする時、赤軸位置情報をCPUチップに内蔵されているEEPROMに書き込みます。電源再投入で、先ずこの情報を読み、赤軸を仮想原点に戻します。

・・・で、Higlasi-1A基板の検査をしていると、EEPROMに書きこまれたデータが消える(内容が変化する)現象を発見しました。チップの交換で現象はなくなり、在庫52個のチップに対してもチェックし、同様の現象は確認できなかったので、チップ単体の不良である事を切望しますが・・・。
もし、出荷後にこの現象が起きると、EEPROMの内容が化け偶然書かれた数値がゼロになるまで仮想原点を求め戻る事になります・・・。
(STA_swで止まり、追尾動作には影響ありません)

EEPROMと言えば、20年以上前、EEPROMが量産品で市場に出始めた頃、最も評価の高い日本のメーカーさんのチップで同様の現象を見つけた事があります。
書き込むデータによって翌朝、データが化けたり、化けなかったりするのです。これはEEPROMの構造を如実に語る現象で、絶縁被膜の漏れ電流が多かったために発生したのですが、まあ~、この時は大騒ぎでメーカーさんとワイワイやった事があります。この発見でこのメーカーさんの製造信頼性が一歩上がったと感謝されました。。

生産時、同様のチップ不良は検査で発見できると考えます。ご安心ください。

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