2016年6月27日月曜日

Higlasi-4 2軸イメージ


やっとここまで、まだまだ遠い・・・。

2軸の試作はもう何回目だろう、いずれも気に入らず・・・
やっと、三脚の剛性が弱いなぁって感じられるところまでやってきた。
梅雨明けまでには2軸オートガイドのテストができるファームウエアを組み込む予定。。

2016年6月22日水曜日

特注品?




写真の通りの特注品を受けました。
Higlasi-2,-3 では、オートガイド端子にスイッチを付ければ、スタンバイモード時早送りが可能です。
http://tatsujijii.blogspot.jp/2015/03/higlasi-3a.html

今回のご依頼は
「ST4コネクタを抜き差しすること無く、Higlasi-3B のDECモードでも早送りしたい」
で、
こんな姿に・・・。
DECモードの早送りはST_swを押しながら、上のスイッチを押せば、早送りします。




2016年6月20日月曜日

お客様便り

ついさっき、こんなお便りが・・・

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大変お世話になっております。
以前、Higlasi-1Aを購入した、***と申します。

製品については、大変満足しておりましたが、私の天体写真の撮影スタイルに、ポタ
赤はどうやら、合わない感じです。
せっかく購入したのですが、結局、ほとんど出番が無いまま、約二年が過ぎてしまい
ました。
そこで、積極的に使っていただける方にお譲りしたいと思っており、インターネット
オークションで転売を考えております。

今まで、丁寧にご対応いただいていたので、大変申し訳なく思っておりますが、どう
かよろしくお願いいたします。

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とてもご丁寧な方で、ちょっと複雑ですが(笑)ありがたいお便りでした。

2016年6月16日木曜日

やっと2軸機構の絵が描けました。。

詳細は後日になりますが、僕の中で懸案だった多くの事が解決し、やっと、つじつまのあう2軸の絵が描けました。この絵から図面を制作し、部品を製作し、テストし、バグを出し、修正し、図面を書き直し、量産図を描き、2軸の回路図を描き、ユニバーサル基板で動作を確認し、2軸用のプログラムを書き、評価し、基板を起こし、基板用のケースの絵を描き、図面を描き、製作し・・・・・
年内にできるかなぁ~~~(笑
絵には無いのですが、もう一つ、便利機構を入れる予定・・・。

2016年6月11日土曜日

スイッチボックスの製作

Higlasi-2 -3 のオートガイド端子にスイッチを付ければ、スタンバイ時に早送りできます。
以前、
http://tatsujijii.blogspot.jp/2015/03/higlasi-3a.html

こんなブツを・・・。
先日、このスイッチのご依頼があり、同じモノはあまりにも酷いので、作ってみました。
以前より、かなり高価ですが、ご依頼があれば製作致します。
価格:¥2000 税込 (送料別)

2016年6月10日金曜日

PoleNavigator に付いて HUQさんからのレポート

Facebook のデジタル天体写真グループで紹介した PoleNavigator ですが、使え
ます。

ぶっちゃけ、操作性は PoleMaster より良いです。
これまたぶっちゃけると、赤経軸回転中の日周運動を考慮しなくてよく、星スケー
ルを背面液晶に合わせなくてよいため、DPPA よりはるかに楽です。
Higlasi の極軸合わせ推奨ツールにする価値があると思います。

精度は PoleMaste より分角単位で劣るようですが(何度も繰り返すと、結果が
1~2分角程度の範囲でブレる)、なにより専用のカメラが不要ですし、ガイダー
持ってる人ならそのまま使えます。
作者は f=35mm を推奨していますが、私は f=100mm + ASI120MM (フルサイズ換
算 f=650mm相当) でも極軸設定を成功させられました。
その時の結果はこちらです。

青が赤緯です。
天の赤道の星をガイド星として PHD2 でノータッチガイドログを取り始めてから
1時間前後で、何故かタブレットPCのリセットが掛かってしまっており、長時間
のログを撮れなかったのが残念です。
しかし、この時間内では赤緯ズレはほぼ無いと見なせるように思います。
赤緯が微妙に波打ってますが、これは赤経軸上に固定している SUNWAYFOTO パノ
ラマ雲台の僅かなガタではないか、と推測しています。
(市販のパノラマ雲台を粗動に使うとこの程度のガタが発生する、ということで
もあります。)


インストールの際に星データのインストールが必要だったり、VC10 Runtime の
インストールが必要だったり(これはPHD2インストールすれば勝手に入ってます
が…)、パラメータがコマンドライン形式だったり、と、インターフェースの面
でまだユーザーフレンドリーさが足りてませんが、一旦インストールしてしまえ
ば、GUI画面は非常にカッコ良く、必要な操作も非常に簡単です。

PoleMaster のように「星を拡大して、そのど真ん中にマウスカーソルを合わせ
て…」という面倒がありません。

①ガイダーを赤緯90°の方向に向けて、北極星を写野中央に導入する
②右か左へ赤経軸を120°回転させる
③Step1ボタンを押す
④②と逆の方向へ、赤経軸を240°回転させる
⑤Step2ボタンを押す
⑥④と逆の方向へ、赤経軸を120°回転させる
⑦Step3ボタンを押す
⑧極軸微動を使って、表示される導入円に北極星を導入する

これだけです。

一見、赤経軸を回数が最適化されていないように見えますが、これは「最後に明
るい星(北極星)がど真ん中にある状態でないとうまく星位置を解析できない」と
いう、写野解析フリーウェア PlateSolve2.exe の制限から来ている模様です。

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このレポートを頂き
以下動作のコードをHiglasi-3Bに入れました。

①プッシュボタンを押すと、正転で120°回して止まる
 (途中、プッシュボタンを押されたら止まる)
②プッシュボタンを押すと、逆転で240°回るして止まる
 (途中、プッシュボタンを押されたら止まる)
③プッシュボタンを押すと、正転で120°回して止まる
 (途中、プッシュボタンを押されたら止まる)
④スタンバイモードに入る

今日現在、Higlasi-2*用は制作・テストをしておりません。
Higlasi-2*のROM使用率96%で、入るかどうか微妙なところだと思います。
例えば、ドリフト法を取れば、確実に入ると思います。
ご希望があればご連絡をお願い致します。。


お客様から・・・

ご紹介しようと思いながら、時間のスピードに追いつけず・・・・(言わけ(汗
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HUQさんから


珍しいものをお送りします。
いつもフォーク式の私がドイツ式を作ると、こうなります。(笑)

真ん中のタブレットは、パノラマ雲台でいつも画面下が下にくるよう回転します。
PoleNavigator および PHD2 を動作させます。
P-Nav モードの大きな回転にも対応しています。

ガイダーはウェイト側に付いている ASI120MM + f=75mm F2.8 です。
赤経1軸ガイドなので、鏡筒と同じ方向を向いている必要はありません。
北側非常階段の視界の都合上、昨夜はベガ付近の赤緯でガイドさせました。
赤経ズレ幅は±5" 程度です。

鏡筒は BORG55FL+レデューサー(f=200mm F3.6)ですが、その上に乗っているのは
電子ファインダーです。QHY5L-II + f=12.5mm F1.4 で、フルサイズ換算 f=70mm 
前後の視界があります。

添付は昨夜満月1日過ぎの街中で撮った NGC7000 です。
北側は酷い光害で補正のしようがなかったので、バッサリトリミングしました。
LED照明が増えて、駅近は益々光害が酷くなりました。

ISO100 露出2分、86枚コンポジットです。
超低感度ですが、多枚数コンポジットすると、これだけ階調豊かに星雲が出てき
ます。
(星が白飛びしてるのは勘弁を…光害酷すぎて、時間掛けて画像処理するほどの
写り具合ではなかったもので。(^^;)


※赤経軸にパノラマ雲台使うのは、やっぱダメです。
 撮影機材を載せて PoleNavigator で240°回転させると、パノラマ雲台の
ガタがハッキリ判りました。
 ある一定の角度になると、星の軌跡が数10分角ガタン不連続に動きます。
 軌跡が連続しているように見えるところも、完全な円にはなっていません。
 このため添付写真では、極軸設置精度は35分角程度です。

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パキスタンはフンザのAI様から


ようやくHiglasiを使う環境にやって来ました。去年購入後フィリピンに戻りすぐに子供二人がデング熱で入院、
わたしはレポート作成と別件調査でずっと走り回りで、Hilgasiは箱に入ったまま。
光害と蚊のひどいマニラでは写真も撮れない状態で、仕様説明を見ながら操作方法を勉強してました。
しかし、歳による健忘、ちょっと複雑な操作(多機能だから仕方ないですね)で、中々覚えられず。

今年4月にフンザに行ってから写真を撮る目論見も大雨によるがけ崩れと雪崩で現地入りに11日も要してしまい、
おまけに悪天候続きで写真撮影ができたのは1晩だけでした。

5月28日から再度現地入りしていますが、これまで好天に恵まれてHigalsiの稼働もだいぶ順調です。
とは言っても視力が弱った身には暗がりでの操作が良くできず、
マニュアルを見るため一旦部屋に戻るなど不手際続きです。
まだ、スイッチの機能がよく理解できていない状態です。
撮影場所では北極星が木陰に隠れたりレストランの光がはいるので、極軸調整に苦労しましたが、
昨夜はなんとかDPPAで極軸調整できました。

今週日曜日には朝からタイムラプスで朝焼け、山々、夕暮れを撮り、夜は星と16時間も撮影してました。
部屋からすぐ出てテラスで写真が撮れる強みです。
自分で焙煎したフィリピンの有機コーヒー、旬のチェリー、ビワ、アプリコットを食べながらの撮影とのんびりしたもんです。
平日も5〜6時間の撮影をするので睡眠不足になっています。

精鋭の皆さん方の取られる写真の足元には及びませんが、世界有数と思われるフンザの夜、
気楽に撮れるデジカメの進歩とHiglasiの優秀さに助けられて自分なりに楽しめる写真が撮れました。
ダメ元で500mmでも挑戦しました。三脚のしなり、シャッターブレ、極軸のズレで少し流れたりしていますが、
ちゃんと合わせればHiglasiはしっかり追ってくれるという確信が持てました。
まだ、製品の能力からすると1割も使っていない状態ですが、しっかりとHiglasiの機能を覚えて楽しみたいと思います。
老眼向けに少し明るめの表示ユニットと大きめのスイッチになれば、操作もだいぶ楽だろうなと思いますが、
今後高齢者向けにも対応していただけると幸甚です。
しかし、使って慣れることが一番ですので、現地で撮影できる時間を有効に使いHiglasiを使いこなせるようにしたいと思います。
拙い写真ですが、添付いたします。

お互い歳も歳ですので、健康に留意して趣味や仕事を楽しく行えるようにいたしましょう。

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海外で活躍されているAI様達の地道な努力で日本は信頼されているのだと思います。








2016年6月7日火曜日

Higlasi-4 の早送り性能 (追記6/9

思ったより意外と難しく・・・・(苦笑
・ 恒星時モードの1028倍速(実測値) 
・ 軸トルク 3Nm (回転中心から10cm位置で約3kg 試作機の実測値)
軸トルクを落とせば、もう少し速く回りますが、バランスウエイト無しで3kgとするなら、この速度になりそうです。(気持ちとしては1500倍速くらいは欲しい)
ステッピングモーター特性から、この状態で恒星時モードの軸トルクは10Nmくらいはありそうです。
どう考えても無駄なトルクですから、電池の消耗を抑える工夫も必要です。
Higlasi-4ではCPUを変えます。現状(Higlasi-3と同等機能)CPUのROM使用率は34%、Higlasi−2.1では96%でしたから、余裕で細かい設定が出来そうです。

赤経用パノラマ雲台を取り凹凸部を設け直結しました。。

6/9 追記
所有する最も重い機材(約5.5kg)で 1000倍速

2016年6月1日水曜日

Higlasi-4  1軸オートガイドエディション 6/5追記

Higlasi-4 では配線も少しですが工夫します。
写真は1軸オートガイド時の配線ですが、2軸でも概ねこのイメージで結線できると考えてます。

気に入らないのは操作ユニットの大きさとコネクタ。
まぁ、仕方ないけど、ちょうどいい大きさの汎用ケースが有りません。
コネクタに ¥2000 も使えるなら、かっこいいブツはあるのですが・・・。
D-SUBもなんだかなぁ~~

6/5追記:
コネクタにするメリットとデメリットを上げていると、操作ユニットとケーブルが分離できる必要性は無い様な気がしてきました。
操作上、どうしても実現したい事は
操作ユニットに接続するケーブルは1本。
バッテリーは本体(三脚)の近く・・・・です。

これから、早送り恒星モードの1000倍速の絡繰を考えなくては・・・。

6/5追記:
バッテリー環境も随分良くなって着ましたから、少し電力は増えますが、1000倍速以上が実現出来そうです。
1000倍速ができれば、トレンドの
「ポーラ**対応」
と謳えます。。
また、高速で回転できれば、パノラマ雲台が不要になります。。